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社叢林/老木管理

世間では「特伐」と呼ばれたり「空師」と呼ばれる仕事で、構造物や文化財に密接して立つ高木の伐採を行います。こうした技術は都市近郊林での仕事の中では必要不可欠であり、スタッフ全員が有する技能です。ただ伐採技術は当然大事なのですが、森の中の全体から俯瞰をしたり、お施主様のお考えを取り入れる事で、伐採の方法が変わってくる事もあります。こうした判断は造園的判断、都市近郊林や里山林を専門に仕事をする事で見える手段でもあります。

​京都某寺院での折損木伐採

京都市嵐山付近にある慰霊碑横で樹齢80年のスギが折損しました。下にはお社があり折損部分を除去するのに丁寧な対応を要する作業となりました。周辺はシカやニホンザルの往来が激しく。獣害に対するご相談も併せてご対応させていただきました。

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​草木は疎かにできない

よく、残材を「ゴミ」と言う事がありますが。私達は刈り取った枝や伐採した幹に対して「さずかり物」という意識があります。

それは、平素よりの里山林や森林整備を通じて、自然の恵みを享受しているという認識が業務上の常識として備わっているからにほかなりません。ですので、美観も当然の事ですが、境内にある草木それぞれに畏敬を抱いてお仕事をさせて頂いております。

​また、伐採した後、あるいは強剪定した後のご提案には、里山経営のノウハウを活かしたご提案が可能な場合もございます。

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老齢木と末永く在る事

私達は樹木医ではありませんが。およそ、老齢木を活かす事にご予算がかかってくる事が多いです。

​事案次第では様々な補助金を得られるケースもございますが。社叢林でもありますのでご予算に応じた最適解をご提案させて頂いております。

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​庭園で補植する猪と鹿

昔は森は森、人は人の暮らしの領域がありましたが。今は人も獣も生活領域が交差する事が多くなってきました。

また、捕食者である野犬などの姿もすっかり見なくなったせいか、鹿の頭数や下層植生の減少なども多くみられます。これを問題とする向きもありますが、うまく住み分けができる環境をつくれないものかと日々研鑽しております。多数のお寺様や農家の皆様、あるいは企業様のご意見を頂きながら、日々お仕事をさせて頂く。

​これは京都だからできる貴重なお仕事であると自負しています。

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